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電子申請で商標出願(準備編)

 こんにちは。qtumです。

 

商標登録出願を電子申請したお話です。

出願~商標登録に至るまでの流れについて実体験に踏まえて書き記します。

電子申請は、とても便利な仕組みでした。

これは皆にもオススメしたい!と思いまして記事に残すことにしました。

事の発端

事の発端は一年前に遡り、相方が「自分の商品の商標を取りたい!」と言ったのが始まりでした。

商標は知っているけど、当然、出願なんてしたことがありません。

色々と調べたところ商標出願を簡単に請け負ってくれるプロの方々(弁理士さん)を頼るのが最も手軽なようでした。

しかしながら、プロに頼むと出願料+依頼料等のお金が別途かかります。依頼料もピンキリで最終的にどれだけ予算が必要になるのか分かりませんでした。

 

当方は予算不足で、取得できるか分からない商標に、何万も注ぎ込める予算は持ち合わせていません。

悩んだ末に、「誰にも頼らず自分たちで出願してみるか!」となったのです。

結果、最小コストで商標が取得できたので、同じような境遇の方々のお役に立てれば幸いです。

 

必要なもの

 さて、自分たちで電子申請する場合に必要なものを下記にまとめました。

全部持ってる人は今日にでも申請できます。

それでは、1つずつ見ていきましょう

マイナンバーカード

国民1人1人に行政から発行されているアレです。

皆持ってますかね?

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マイナンバーカードのICチップには個人を特定するための電子証明書が入っています。電子証明書を利用するには暗証番号が必要です。

カードを交付してもらうときに、4桁の暗証番号と6桁以上の暗証番号を設定したのは覚えていますか?

正確には下記の4つの暗証番号があります。

  • マイナンバーカード署名用パスワード★
  • 利用者証明用パスワード(4桁の数字)★
  • 券面事項入力補助用パスワード(4桁の数字)
  • 個人番号カード用(住民基本台帳用)パスワード(4桁の数字)

 

出願時に使うのは、上記で★マークを付けた暗証番号になります。

これを忘れてしまうと、認証できなくなります。

パスワードを忘れた場合は、地元の役所で再発行できるのでご安心ください。

 

パソコン

 パソコン、これがないと何も始まりません。

OSはWindowsでもMacでも大丈夫です。

僕はWindowsを使っているので、Windowsを例に説明します。

またインターネットに接続されていることが前提です。

公式な説明は下記特許庁のサイトをご確認ください。

www.pcinfo.jpo.go.jp

ICカードリーダ

持っている人が少ないと思われるのがICカードリーダです。

家電量販店やAmazonで売っているので接触型リーダーを買いましょう。

接触型だとマイナンバーは読み込めないので注意です。

e-Tax対応やB-CAS対応となっていれば大丈夫です。

心配な場合は店員さんに「マイナンバーカードは読み込めますか?」と聞くのが良いでしょう。

ソフトウェアセットアップ

ここから出願に使用する諸々のソフトウェアをインターネットからダウンロードしてくることになります。

特許庁のサイトだとSTEP-3~4になります。

www.pcinfo.jpo.go.jp

申請人利用登録

電子申請を利用するにあたり「識別番号」という固有IDが必要になります。

「識別番号」の取得は以下記載があります。

www.pcinfo.jpo.go.jp

 

これで申請の準備が整いました。